悲しいニュースがありました
マダニが媒介するウイルス、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した猫の治療にあたっていた獣医師の先生が、その後に同じウイルスに感染して亡くなられたというニュースが報じられました。
三重県内の動物病院で長年診療にあたってこられた先生だったそうです。ご冥福をお祈りします。
SFTSは主にマダニを介して感染するウイルス性の病気ですが、ウイルスを保有した猫や犬との接触でも人に感染する可能性があるとされています。
「マダニ」「ウイルス」「感染症」――聞くだけでも不安になってしまいそうな言葉ですが、こういったリスクに対しても、日々の生活の中でできる“ちょっとした予防”がとても大切になってきます。
たとえば――
-
動物に触れたあとは、きちんと手を洗う
-
体調の悪そうな動物には、無理に触れない
-
散歩のあとは体をチェックしてあげる(マダニがついていないか、さっと見るだけでも◎)
-
のみ・マダニの予防薬を定期的に使う
マダニやノミの予防薬については、動物病院で処方してもらえるもののほかに、弊社オンラインショップでも「フィプロスポットプラス」という商品を取り扱っています。※「フィプロスポット」は在庫限りで終売となりますので、もし継続してお使いの方がいらしたら、お早めにご確認ください。
こうした「予防」って、何かを遠ざけるための堅苦しいものではなくて、大切な存在との毎日を守るためのやさしい行動なんだなと、最近とくに感じています。
先日、3才の息子を予防接種に連れて行きました。待合室ではちょっと緊張気味だったのに、注射が終わったらすぐに「もう終わったの?」とケロッと元気に。よくがんばりました
息子の姿を見ながら、ふと昔のことを思い出しました。以前飼っていた犬も、予防接種が大の苦手で、病院に行くたびに全身でイヤイヤしてたなあ…と。でも年をとるにつれて、だんだん落ち着いたのか感覚が鈍くなったのか、「はいはい、注射でしょ」と受け入れていたのが、今では懐かしい思い出です。
人も動物も、「大丈夫でいよう」と備えることが、お互いを守るやさしさにつながっているのかもしれませんね。
今日も元気で過ごせることに感謝して。
できることを、少しずつ。やさしい毎日を大切にしていきたいと思います