現在ペットを飼っている方々が増えています。ペットはもはや家族の一員です。そのペットの健康のために安全なペットフードを利用したいと考えるのは自然なことではないでしょうか。ここではペットフードのメーカーが、安全・安心かつ健康的なペットフードを製造するために行う企業の取り組み、そして賢く良質なペットフードを選ぶポイントについて紹介します。
1.ペットフードやメーカーに関する法律
ペットフードの品質の安全性は、法律や規則に明確な基準が定められていることで保たれます。ペットフードに関する法律や規則についてまずは紹介します。
1-1.ペットフード安全法
農林水産省が定めている「ペットフード安全法」では、メーカーがペットフードを製造するのに手続きをすることを義務付けています。メーカーはペットフードの製造にあたり、製造業者の届出を行うと同時に、表示の基準、安全基準(成分規格、製造方法の基準)などを守ることが必要となりました。そのために、製造管理や品質管理に関してのチェックも厳しくなりました。
1-2.自社の安全管理システム
ペットフードのメーカーは、各社において安全管理システムを構築して、ペットフードの品質の維持を行っています。その例として、HACCP(ハサップ)があります。HACCPとは、食品メーカーには義務付けられている、製造から流通までの過程で、品質を管理するための管理手法です。けれども、HACCPはペットフードに対しては義務化をされているわけではなく、各メーカーに委ねられているだけというのが現状です。もし、大切なペットの食べ物を購入したい場合、HACCPを導入して、品質にこだわっているメーカーのものを選ぶと、より安心な選択ができると考えられるでしょう。
2.ペットフードのパッケージを見落とさない方法
ペットにとって安心で安全な食べ物を購入するために、ペットフードのパッケージに注意をした方が良いでしょう。パッケージにはペットフードの内容を示した部分があります。それを見落とさないためにも、パッケージの表示で、必ず見た方が良い部分について紹介します。
2-1.味や特徴に関する表記
味付けの種類や食感などに関する説明書きがパッケージにはあります。ペットの好きな味と照らし合わせながら、フレーバーを選ぶと良いでしょう。ペットの健康面を気にされている方は、含有量の多い栄養素や、どのようなペット向けの食品かの表記を見ることをおすすめします。
2-2.原産国
ペットフードを加工作業した場所を表します。日本で製造されたペットフードには「国産」と表示されます。特定の国の商品にこだわりがある時には、注目をしましょう。
2-3.原材料
ペットフードを作るのに使用した原材料を全て記入します。それは大きく「添加物以外の原材料」と「添加物」の2つに分け、それらの順で表記するように定められているのです。原材料は、含有量が多いものから順に書かれています。添加物として何が使われているかが気になるところですが、目を通しておくのも良いでしょう。
2-4.ペットフードの目的
ペットフードには、それを食べさせる目的によって、「間食」「療法食」「その他の目的食」といった分類があります。「間食」はおやつやスナックのような食べ物、「療法食」は治療を目的とした食べ物、「その他の目的食」は、一般食、栄養補完食、サプリメントなどを指すのです。他にも犬種・猫種、対象年齢などに絞ったペットフードであることを示す表記もあります。
2-5.保証栄養分析値
ペットフードに含まれる栄養の量について、タンパク質や脂質は「◯%以上」、粗繊維・灰分・水分は「◯%以下」と表示されています。他にもビタミンやミネラルの量も記載しているものもあります。栄養面や健康面で気になる方は、それらの含有量をチェックしてみましょう。また何らかの症状を持っているペットの場合は、獣医と相談をすると良いでしょう。
3.買うべきでないペットフードの表記の特徴
大切なペットが食べる食事を選ぶのに、怪しい食材は買いたくないと思うのが普通です。けれども、一部のペットフードには、実態がわかりにくい表記が時として見られるものもあります。次のような表記をしているペットフードは購入すべきではありません。
3-1.原材料名が具体的に書かれていないもの
「肉類」「穀物類」などとしか書かれていなければ、どの食材が使われているかわからないでしょう。また、原材料名が多く書かれすぎているものも、逆に品質が低いと推察されます。
3-2.「栄養成分表」が明確ではないもの
「タンパク質」「脂質」というように書かれているだけでは、それらがどれだけの量を使用しているのかが全くわかりません。含有量が明確でないものは、栄養バランスが実は悪く作られている可能性があります。合わせて、必須アミノ酸および必須脂肪酸の詳しい成分が書かれていなければ、それを食べさせても栄養不足となってしまう危険性があるでしょう。
3-3.人工添加物の内容が明確に書かれていないもの
「保存料」「着色料」というように書かれていて、その具体的な種類や分量が書かれていなければ、安全性を知れません。このような食品は避けた方が良いでしょう。
4.まとめ
かけがえのない家族としてのペットには、いつまでも健康で長生きして欲しいものです。そのためには良質なペットフードを与えていかなければなりません。それを見極めて、確かな質のペットフードを賢く購入していく必要があります。そしてその質は、ペットフードのパッケージを見れば多くのことを知れるでしょう。
「有限会社ランド」は、そんな大切なペットの健康のため、動物病院と提携して最新の医療の知識と技術を共有しながら、健康のために確かなペットフードを販売する会社です。ペットフードについてお悩みの方や、選ぶのに迷っておられる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。心を込めて対応させていただきます。